スケッチブック~full color’s~

【初回放送日】 2007年10月1日
【話数】 全13話
【放送開始時間】 毎週月曜26時/テレビ東京
【原作者】 小箱とたん
【作品形態】 四コマ漫画



【内容】

マイペースで人見知りな美術部員・梶原空(かじわらそら)の日常について描かれている。


【感想】

あまりないタイプ作品だと思いました。この作品をひとことで言うと「街ぶらアニメ」でしょうか? 主人公の美術部員・梶原空がスケッチブックを片手に街路を散策し、その過程で出会ったものを気の向くままに紙面に描写していく・・・たったそれだけの内容です(絵画の上達を指南したアニメではありません)。作中でも教訓や人生訓のような感じものはとくに述べられていません。

「街ぶら」は今ではバラエティーのジャンルとして十分に確立していますよね。「ちい散歩」「有吉くんの正直さんぽ」等、多くの番組があります。しかし、これらがジャンルとして確立してきたのは2010年頃のことであり、スケッチブックがアニメ化された2007年の時点では「街ぶら」はまだジャンルとしては確立されていません。この作品はそういった番組が放送を開始する前から連載を開始していて、そして今(2016年8月)でもまだ連載はつづいています。まさに「時代の先駆け」と呼ぶにふさわしいといえるでしょう。アニメの放送終了からすでに8年が過ぎていますが、今でも第2期を希望する声をよく聞きます。

作中の良いエピソードをなにかひとつでも書こうと思ったのですが・・・やめておきましょう。この先品はそういったエピソードを取り上げて論評するような単純なものではないように思うからです。「感じること」「気付くこと」の大切さを述べた作品だと思うので・・・ あえて言わせていただくとすれば、自分的には4話の「同じものを見ていても見えているものは異なる」という話と、12話の「家族は外では家とはちがう顔を持っている」という話が好きでした。
画像も水彩画を基調としていて見やすかったです。私ぐらいの年代(ドラゴンボールを見て育った世代)にとっては、今のアニメは画面がキラキラしていて見づらいのです。

序盤は退屈に感じられるかもしれません。しかし中盤になるとこの作品の趣旨やコンセプトが分かってくるので、それまでは辛抱して見ていただきたいですね。ただし、4話の最後まで見てなにも感じられなかったのであれば、それ以降は見ないほうがいいです。こういったジャンルの作品は、人によっては全く好きになれない可能性があるからです(退屈なだけで)。
最終回も特別な終わり方はしません。いつもどおりに終わります。作品の趣旨を見事に体現したような終わり方だと思いました。
  
 

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